【睡眠時の悩み】鼻いびきと喉いびきの違いを解説!各原因や解消法も

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鼻いびきと喉いびきの違いとは

人は鼻と口から呼吸していますが、気道が狭くなる原因が鼻だと鼻いびき、一方口の中の舌や扁桃腺に原因があると喉いびきと呼びます。

鼻いびきの主な原因は骨格・鼻腔粘膜の肥厚・ポリープや腫瘍など、喉いびきの主な原因は口呼吸・肥満・骨格・筋肉の衰えなど様々な原因があげられます。

いびきをかく原因

いびきとは、空気が通る道(気道)が狭くなり、息をするとその狭い通り道で音が鳴ることです。人が起きているときには、筋肉が気道を支え十分な広さが確保されているため、スムーズに呼吸が可能です。

ただ、寝ているときは身体の疲れを癒すため、全身の筋肉が弛緩します。また、舌が喉の奥に落ち込んできたり、鼻が詰まっていたりして気道が狭くなります。気道が狭くなるといびきをかく原因となります。

枕が高くアゴが引かれる

枕が高いとアゴが引かれて首が圧迫されます。その結果、気道が圧迫されいびきをかくようになります。枕を少し低く調整してみるといびきが改善されるかもしれません。

口呼吸している

就寝時、口呼吸になる人は舌が後方に移動しやすく、喉に落ち込むため気道をふさぎ、いびきをかくことがあります。通常、人は寝ているときは鼻呼吸しています。しかし、起きているときから口呼吸の人、寝ているときだけ口呼吸の人が多くいると言われています。

風邪をひいている

風邪をひくことで鼻がつまっていたり、のどが腫れているといびきをかきやすくなります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などが鼻がつまる主な原因です。風邪が治ればいびきもかかなくなります。

疲労が溜まっている

疲労が溜まっていると筋肉が緩んで舌が喉に落ち込みやすくなります。その結果、舌で気道がふさがれ、いびきの原因となります。また、疲労していることで体が多くの酸素を取り込もうとして、口や鼻から取り込む空気量がふえていることもいびきの原因の1つです。

飲酒をする

アルコールには全身の筋肉を緩める作用があります。そのため、寝る前に飲酒すると喉の筋肉が弛緩され、結果として空気の通り道が狭くなってしまうため、いびきをかくことがあります。

また、アルコールの血管を広げる作用により、鼻粘膜が腫れて鼻腔が狭くなることによりいびきをかくこともあります。このような理由で、飲酒はいびきを引き起こす可能性があるのです。

口を閉じていても鼻いびきをかいてしまう

口を閉じていても鼻いびきをかいてしまう場合は、鼻腔内に問題があり鼻の空気の通りが悪いことが多いです。鼻腔内の問題としては、鼻中隔湾曲症、アレルギー性鼻炎、慢性副鼻腔炎などがあります。

鼻中隔湾曲症とは、鼻の穴を左右に分けている壁が曲がってしまっている疾患を指します。性副鼻腔炎は鼻に細菌が感染し、副鼻腔という鼻・頬・眉・眼の奥の空洞に膿がたまってしまう疾患、アレルギー性鼻炎はアレルギーが原因で副鼻腔の粘膜が腫れてしまう疾患です。

別の記事にてより詳細を解説していますので気になる方はそちらをご覧ください。

鼻いびきか喉いびきどちらかを判断するために

鼻いびきか喉いびきか疑問に思ったときには、いびきをかいている瞬間に鼻をつまんでみましょう。いびきが止まったら鼻いびきである可能性が高いです。

ただ、口を閉じて寝ているにもかかわらず、喉いびきをかく人もいるため、正確に知りたい人は医療機関で診察してもらうことをおすすめいたします。

鼻いびきや喉いびきの治療・解消法

機器を使った治療法や、寝るときに工夫することで鼻いびきや喉いびきを改善できます。治療の費用は疾患と診断された場合に保険適応になるもの、疾患と診断されても自己負担のものなど様々です。自分の生活スタイルに合った方法を見つけることが大切です。

CPAP治療

CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)は、寝ているときに鼻にマスクを装着し、呼吸を助けることでいびきを改善する治療法です。専用の機械がマスクから肺へ空気を送り込み、空気の圧力によって肺への空気の流れがスムーズになります

睡眠時無呼吸症候群の治療として広く実施されてきました。治療の効果は高く、いびきによりよく眠れなかった人は、CPAP治療をおこなうことで睡眠の質が向上し、日中の眠気や疲労感が改善されます。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には保険適応となります。

ナステント

非常に柔らかいチューブを鼻から入れて、喉まで通すことで気道が狭くなることを防ぐ治療法をナステントと言います。鼻から喉までの空気が通る道を確保するので鼻いびき、喉いびきの両方に効果が期待できます。

ナステントのチューブなので軽く、持ち運びが容易なため旅行や出張によく行く方におすすめです。治療費は自己負担です。

マウスピースをつける

就寝時専用のマウスピースをつけることでいびきを防ぐことができます。下あごを前に移動させ舌が喉の奥に落ちるのを防ぎ、空気の通り道を確保します。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合には保険適応となります。

※マウスピースは歯科で作成いただきます。

横を向いて寝る

仰向きで寝ると舌が喉に落ち込み、気道がせまくなり、いびきをかくことがあります。横を向いて寝ると、舌が喉に落ち込むことを避けることができます。また、仰向けになることを防ぐには、ベッドや壁に背中を付けて寝ると寝返りしにくくなるのでおすすめです。

睡眠環境を整える

枕の高さを変える、加湿器を使い寝室の湿度を高く保つマスクをつかうなど睡眠環境を整えることもいびきの改善に有用です。枕が高いと顎がひけて気道がふさがることがあるためです。

また、風邪をひくと喉が炎症をおこして気道がせまくなりいびきにつながってしまいます。湿度を高く保つことやマスクは口呼吸している人の口の中やのどの乾燥を防ぎ、風邪も予防します。

鼻いびきや喉いびきが気になるときは病院へ

いびきは自分では気づくことが難しいですが、同居人に迷惑をかけてしまうことがあります。鼻いびき、喉いびきの原因はいくつかありますが、病院にて治療が必要である可能性も。いびきの習慣があり、気になる方は近くの耳鼻咽喉科を受診しましょう。

記事を読んで不明点や個人的な質問があれば、江東区 東大島駅徒歩1分 よし耳鼻咽喉科までお気軽にご連絡ください。

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この記事の監修者

山中 弘明のアバター 山中 弘明 よし耳鼻咽喉科 院長

【経歴】
・東京医科大学医学部 卒業
・東京医科大学八王子医療センター 初期研修修了
・日本大学板橋病院 勤務
・日本大学病院 勤務
・都立広尾病院 勤務
・よし耳鼻咽喉科 承継

【資格】
・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・身体障害者福祉法 第15条 指定医
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医

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