つらいアレルギー症状に悩んでいませんか?アレルギー性鼻炎や皮膚の痒みなどに悩んでいる人は、レボセチリジン (ザイザル)という薬がおすすめです。この記事では、レボセチリジン (ザイザル)の効果や副作用、正しい服用方法などを解説します。アレルギー症状に悩んでいる方は最後までご覧ください。
レボセチリジン (ザイザル)ってどんな薬?
レボセチリジン (ザイザル)は、アレルギー症状を抑えるのに効果的な飲み薬です。ヒスタミンなどのアレルギー反応を引き起こす物質の働きを抑え、くしゃみや鼻水、皮膚の痒みなどを緩和します。
ジェネリック医薬品の場合、成分名のレボセチリジンという名前になります。ザイザルの成分名がレボセチリジンであり、薬の有効成分と効果は同じです。ジェネリック医薬品の取り扱いはクリニック・薬局によって異なりますので、気になる方は医師や薬剤師に相談しましょう。
レボセチリジン (ザイザル)の効果を解説
レボセチリジン (ザイザル)は、さまざまなアレルギー症状に効果的です。以下の症状の改善が期待できます。
- 鼻水
- くしゃみ
- 皮膚の腫れや痒み
- 蕁麻疹(じんましん)
レボセチリジン (ザイザル)は、花粉症などのアレルギー症状に悩んでいる方におすすめです。1日1回の服用で長時間の効果が期待できるため、飲み忘れの心配を減らせます。
レボセチリジン (ザイザル)の正しい服用方法
薬の効果を発揮するには、正しい服用が欠かせません。レボセチリジン (ザイザル)を服用する際は、以下のポイントを守りましょう。
- 大人は1日1回、1錠を就寝前に服用する
- 子供が服用できるのは生後6か月から
- 運転などをする場合には使用しない
- アルコールとの併用は避ける
錠剤タイプやOD錠(口の中で自然に溶けるタイプ)、シロップ、粉状のタイプがあります。OD錠は服用の際に水が必要ないため、飲みやすさの点から子供や高齢の方におすすめです。副作用が強く現れることがあるので、アルコールは控えましょう。
レボセチリジン (ザイザル)の副作用とは?
レボセチリジン (ザイザル)の主な副作用は以下のとおりです。
- 眠気
- だるさ
- めまい
- 口の渇き
- 胃腸の不快感
日中の眠気は集中力を下げ、仕事や日常生活に支障をきたす可能性があります。服用中は、運転などの機械操作に従事しないよう注意が必要です。副作用を強く感じたら、使用を中止して医師や薬剤師に相談しましょう。
レボセチリジン (ザイザル)の注意点3選
レボセチリジン (ザイザル)を安全に服用するため、以下の注意点を確認してください。
- てんかんの既往がある場合は医師に相談
- 妊娠または授乳中の人は使用できない
- 肝機能障害・腎機能障害がある人は注意が必要
当てはまる項目がある方は、レボセチリジン (ザイザル)以外の治療を検討することがあります。必ず医師・薬剤師に相談し、正しい服用を心がけましょう。
てんかんの既往がある場合は医師に相談
てんかん発作を起こしたことのある人は、けいれんの副作用が起きる可能性があります。レボセチリジン (ザイザル)を服用する前に、てんかんの既往があることを医師に伝えましょう。副作用を避けるために、他の治療法を検討することもあります。
妊娠または授乳中の人は使用できない
妊娠中や授乳中の方は、レボセチリジン (ザイザル)を使用できない場合があります。動物実験によって、レボセチリジンが胎盤を通過することが確認されており、母乳にレボセチリジンが移行することも分かっています。
使用に関しては医師の判断が必要です。妊娠週数など状況によっても使用できる薬が変わるため、受診時は妊娠・授乳中であることを必ず医師に伝えてください。
肝機能障害・腎機能障害がある人は注意が必要
肝機能障害・腎機能障害がある方は、レボセチリジン (ザイザル)の血中濃度が高くなりすぎる場合があります。とくに高齢の方は腎機能が低下していることが多く、高い血中濃度が続く可能性があります。服用前に必ず医師に相談しましょう。
レボセチリジン (ザイザル)でアレルギー症状を抑えよう
レボセチリジン (ザイザル)は、アレルギー性鼻炎や皮膚の痒みなどに効果を発揮します。眠気などの副作用があるため、服用の際はアルコールを控え、運転などの機械操作も避けましょう。てんかん発作を起こしたことのある方や妊娠中・授乳中の方、腎機能や肝機能に障害のある方は医師へ相談してください。
レボセチリジン (ザイザル)と同じ成分の市販薬は販売されていません。市販薬を服用しても症状が改善しない場合、早めに医療機関を受診しましょう。レボセチリジン (ザイザル)は耳鼻科でも処方可能です。当院でも処方しておりますので、アレルギー症状に悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。