【鼻詰まりの6つの解消方法】鼻が詰まる原因と原因別の対処法も紹介!

鼻詰まりがひどい場合には、寝苦しさなど日常生活に影響を与えてしまいます。病気が原因の場合は治療が必要ですが、鼻詰まりが解消する簡単なセルフケアもあります。この記事では、鼻が詰まる原因と原因別の対処法も紹介します。鼻詰まりに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

鼻詰まり即解消するための6つのセルフケア

鼻が詰まってしまった時、自宅で手軽に行える解消方法はいくつかあります。ここでは、すぐに効果が期待できる鼻詰まりの解消方法を6つ紹介します。

鼻を温める

温かいタオルを使って鼻を温めてみましょう。温めることで血行が良くなり、一時的に鼻の通りがスムーズになります。

方法は、タオルを40℃程度のお湯に浸して絞り、鼻の付け根から鼻の穴の辺りに置いてください。水で濡らしたタオルを電子レンジで30秒〜1分ほど温めても構いません。加湿もされるので乾燥予防も期待できます。

鼻うがいをする

鼻詰まりには鼻うがいもおすすめです。鼻の中の膿やアレルゲンを洗い流すことで、鼻の通りを良くします。専用の器具を使って、「あー」と声を出しながら生理食塩水を鼻から入れてください。入れた生理食塩水は反対の鼻孔または口から出しましょう。片方が終われば、反対側も同じように行います。

生理食塩水は自宅で作ることも可能ですが、鼻うがいキットはドラッグストアや薬局で購入することが可能です。鼻詰まりの原因が花粉やハウスダストなどのアレルギーによる場合に、とくに効果が期待できます。

点鼻薬を注入する

アレルギー性鼻炎による鼻詰まりには、点鼻薬を使用するのも一つの方法です。点鼻薬には鼻の中の炎症を和らげたり、血管を収縮させたりする薬があります。鼻の粘膜に直接作用するので素早い効果も期待できます。

ただし、市販の点鼻薬は連用すると鼻詰まりが悪化する場合もあるため、使いすぎには注意してください。

室内を加湿する

鼻詰まりを解消するためには、室内を加湿することも効果的です。湿度が高い環境は鼻の粘膜が乾燥するのを防ぎ、結果として鼻汁の過剰な分泌を抑制してくれます。普段から部屋の湿度を適切に保つことで、鼻詰まりの予防にもつながります。

鼻詰まり解消のツボを押す

ツボ押しマッサージは、手軽にできる鼻詰まり解消法の一つです。手や足には、体の各部位と繋がる末梢神経が集まっているため、刺激することで体の調子を整えることが期待できます。効果には個人差がありますが、鼻詰まりの改善効果が期待できるツボもあります。

やり方は指先ではなく、指の腹を使って、肌に垂直に圧をかけてください。力加減は、心地よいと感じる程度にしましょう。指をゆっくりと3秒から7秒かけて押し込み、同じくらいの時間をかけてゆっくりと力を解放します。この動作を、1日に4回から5回行うのがおすすめです。

わきの下のツボ

わきの下を刺激することで、鼻詰まりが解消することがあります。わきの下には交感神経が集まっており、圧迫して刺激することで鼻の粘膜の血管も収縮し、鼻詰まりが解消すると言われています。

テニスボールや柔らかいボールを使って、詰まっている鼻と反対側のわきの下を圧迫してください。手元にボールがない場合は、詰まっている鼻を上にして横向きに寝ても似たような効果が期待できます。

手のツボ

手にも鼻詰まりに効くツボがあります。手のツボは「合谷(ごうこく)」と呼ばれる場所で、親指と人差し指で作るVの中央部分です。この部位を刺激することで、鼻詰まりや目の充血などの症状に効果があるとされています。マッサージをする際には丁寧にゆっくり、痛気持ちいい程度の力加減で行うのがポイントです。

鼻のツボ

鼻には2か所ツボがあり、睛明(せいめい)という鼻の付け根付近の両側と、迎香(げいこう)という小鼻の膨らみ部分の両側です。

一時的ではありますが、どちらも鼻詰まりを軽減するのに役立つと言われています。

ストレッチをする

ストレッチは血流が改善され、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できる方法です。首や肩のストレッチは、腕をつなぐ筋膜を伸ばし交感神経を刺激するため、鼻詰まりの改善につながります。

ストレッチは以下のやり方で行いましょう。

  1. 最初に両手を背中で組みます。小指と薬指を重ね、親指を下にして手の平を外側に向けるようにして、小指をしっかりと伸ばしてください。
  2. 次に脇を閉じて息を吐きながら、上体を前に傾けます。このとき、肩甲骨が近づくように意識し、その状態を20秒間キープしてください。

痛みを感じる場合は無理をせず、痛くない範囲で行いましょう。

鼻詰まりの原因と原因別の対処法

鼻水は、病原菌やホコリから鼻を守るバリアの役割を果たしており、呼吸する空気を適切な温度と湿度に保つためにも重要です。しかし、何らかの理由で鼻水の量が増えたり、鼻からスムーズに排出されなくなったりすると、鼻詰まりを引き起こすことがあります。

鼻詰まりの原因は一つではなく、いくつかの異なる要因が重なって起こることもあります。ここでは、鼻詰まりの原因と対策をみていきましょう。

鼻炎や風邪などの感染症

鼻炎や風邪などの感染症によって、鼻の内部が腫れてしまうことがあります。これは病原体である細菌やウイルスが鼻の粘膜を刺激し、反応として粘膜が腫れ上がるためです。腫れて狭くなった鼻の通り道で鼻水が増えると、さらに鼻詰まりが悪化してしまいます。

感染症が治まることで鼻詰まりも徐々に改善されます。早く症状を緩和させるためには、内服薬や鼻詰まりを解消するための点鼻薬の使用が効果的です。

アレルギー

アレルギー反応も鼻詰まりの原因の一つです。アレルギーによって鼻水が増えたり鼻の中の粘膜が腫れたりしてしまうと、鼻詰まりが生じやすくなります。これは体がアレルギー物質に過剰に反応しているためです。

対策としては、鼻の腫れを抑える薬や鼻水の分泌を調節する飲み薬、点鼻薬などを使います。アレルギー症状がひどく、薬で症状が改善しない場合は手術を行うこともあります。

副鼻腔炎・蓄膿症

副鼻腔炎・蓄膿症は、鼻の奥にある副鼻腔に炎症が起こる病気です。副鼻腔に膿などの汚い鼻水がたまるため、頭痛や頬痛に加えて鼻が詰まってしまうのが特徴です。

治療では、副鼻腔炎の原因となる菌を減らすために抗生剤を使用したり、膿を出すための排膿剤を使用したりします。炎症がひどい方には、ステロイド点鼻薬などを使用する場合もあります。

鼻中隔弯曲症など鼻の内部が曲がっている

鼻の内部には鼻中隔という壁があって、左右の鼻腔を分けています。この鼻中隔は成長する過程や外傷によって曲がることがあります。

鼻の内部が曲がってしまうと鼻の通り道が狭くなるため、慢性的な鼻詰まりの原因になる可能性があります。鼻中隔湾曲症は薬で治せないため、鼻詰まりがひどい場合は手術による矯正が必要です。

鼻の内部のポリープ・鼻茸

鼻ポリープは、鼻の内部にある柔らかい組織が腫れてしまう症状です。副鼻腔炎などで鼻の内側が刺激された時に起こりやすいです。腫れた組織は空気の流れを妨げるため、鼻詰まりや嗅覚障害の原因になります。

ステロイド治療などでも鼻茸が小さくならない場合、手術をして切除することもあります。

下鼻甲介が腫れていることによる肥厚性鼻炎

鼻の中には空気の通り道を調節するためのヒダがあり、その中で最も大きなヒダが下鼻甲介です。アレルギー反応が起こると、このヒダが腫れてしまうことで鼻が詰まります。この状態が肥厚性鼻炎です。

肥厚性鼻炎の治療には薬剤治療と手術の2つの方法があります。薬による治療では、アレルギー反応を抑える薬や、鼻の粘膜の腫れを減らすステロイド薬を使います。しかし、これらの薬は根本的な治療にはなりません。ひどく腫れ上がってしまった場合は、手術をして小さく切除する必要があります。

夜に鼻が詰まって寝れない場合の解消方法

夜になると鼻詰まりが悪化する場合があります。睡眠中は副交感神経が活発になり鼻の粘膜が腫れやすくなるためです。

夜に鼻が詰まって寝れない場合には以下の解消方法を試してみましょう。

  1. 枕を高くして頭を少し上げる
  2. 水分を摂り詰まっている粘液を薄める
  3. 寝る前に鼻うがいをする

仰向けで寝ると、重力などの関係で鼻水がのどに流れず溜まりやすくなります。頭の位置を少し上げることで、鼻水が溜まるのを防いでくれます。

鼻詰まり解消のためには、水分摂取も大切です。水分摂取が少ないと鼻の中が乾燥してしまい、鼻の中の粘液がスムーズに流れることができません。

寝る前の鼻うがいも効果的です。アレルギーの原因となる異物を除去するだけでなく、乾燥を防ぐ役割も期待できます。

鼻詰まりがひどくて寝苦しい時は、ぜひ試してみましょう。ただしこれらの方法は全ての方に効果があるわけではないので、改善しないようなら医師へご相談ください。

鼻詰まりが治らない方・頻繫になる方は耳鼻科を受診しよう

鼻詰まりが長引くと睡眠不足や集中力の低下、ストレスの増加など生活の質を大きく下げる原因となります。鼻詰まりは感染症やアレルギー、鼻の構造的な問題や腫瘍など原因はさまざまです。ただの鼻詰まりだからと我慢せず、早期に適切な治療を受け、快適な日常生活を取り戻しましょう。

鼻詰まりが続く場合は、専門的な検査や診察を受けるために耳鼻咽喉科へご相談ください。

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この記事の監修者

山中 弘明のアバター 山中 弘明 よし耳鼻咽喉科 院長

【経歴】
・東京医科大学医学部 卒業
・東京医科大学八王子医療センター 初期研修修了
・日本大学板橋病院 勤務
・日本大学病院 勤務
・都立広尾病院 勤務
・よし耳鼻咽喉科 承継

【資格】
・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・身体障害者福祉法 第15条 指定医
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医

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