コロナ後も続く痰は後遺症かも?症状や原因、治療法を詳しく解説!

コロナ感染後に痰や咳が長引いて困っていませんか?それはコロナ後遺症による体調不良かもしれません。この記事では、コロナ後遺症による痰の症状や原因、治療方法について詳しく解説します。

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コロナ後遺症の痰の特徴

コロナ感染後に咳が長引いたり、痰がからんで苦しいと感じたりする方がいます。症状の強さはさまざまで、軽い症状の方もいればひどい症状になってしまう方もいます。基本的には1か月程度で自然に回復しますが、気管支喘息や肺炎の既往歴がある方は、持病が悪化する可能性もあるので注意が必要です。

痰がからむなどの自覚症状

自覚症状としては、のどにからんだ痰が取れず、常に異物があるような違和感を覚えたり、苦しいと感じたりする症状が続きます。痰を出そうとして咳払いをするとのどを痛めてしまい、咳が続いてしまう方も多いです。

黄色い痰が出る場合も

時間の経過とともに症状は改善していく方が多いですが、反対に悪化して黄色い痰や色のついた鼻水が出る方もいます。コロナウイルスに感染した結果免疫力が低下し、二次的な細菌感染を起こしている可能性があります。

細菌感染を起こしている場合は、症状や原因菌に応じた治療が必要です。診察時に細菌感染と判断した場合は、抗生剤などを使用して治療していきます。

コロナ感染後20~30%が痰や咳の後遺症がある

コロナ後遺症として倦怠感や嗅覚障害を耳にする機会は多いですが、コロナ感染後20~30%の方が痰や咳の後遺症が出ていると言われています。コロナ後遺症にはこのほかにもさまざまな症状がありますので、感染後に気になる体調不良がありましたら、医療機関へご相談ください。

痰が続く原因はウイルスによる炎症

細菌やウイルスが侵入し気道で炎症がおこると、痰の粘り気が増してのどにからむようになります。痰は身体に入った異物を排泄させる働きがあり、通常のウイルス感染でもコロナウイルス感染症と同様に痰がらみや咳が続く場合があります。

ウイルスによる炎症以外にも、花粉やホコリなどによるアレルギー反応や、タバコなどで日常的に気道に炎症を起こしている場合も、痰がらみの症状が長引く場合があるのです。

コロナ後遺症の痰症状が続くと不眠や疲労につながる

痰症状が長引くと、痰を出そうとして咳が出たり、少し動いただけで息切れしやすくなったりします。特に夜間は気管支が狭くなるため、夜中や明け方のひどい咳で目が覚めてしまい、不眠や日中の疲労感につながってしまいます。

不眠や疲労が続くと生活に支障をきたすだけでなく、免疫力が低下して二次的な細菌感染を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

コロナ後遺症の痰の治療方法

コロナ後遺症の痰や咳に対して特効薬はなく、治療は対症療法が一般的です。痰をスムーズに出して、のどの違和感や咳症状を無くすことが重要になってきます。

時間の経過とともに改善する方もいますので、細菌による二次感染に注意しつつ、薬を上手に利用して生活環境を整えることも必要です。

治療薬の処方

コロナ治療薬を使用することで、コロナ後遺症が軽減されるという報告があります。呼吸器関係の持病がある方や、感染症初期に陽性が判明した方は、治療薬の使用が有効かもしれません。重症化リスクが低い方でも使用できる治療薬がありますので、コロナ感染症を疑った場合は、早めに受診して検査を受けましょう。

漢方が処方される場合も

コロナ後遺症の長引く痰やのどの違和感に対して、半夏厚朴湯や麦門冬湯など、痰がらみの咳やのどの違和感に効果が期待できる漢方薬を使用する場合があります。

東洋医学の専門家が、患者さん一人一人に合わせたオリジナルの漢方薬を処方する場合があります。効果を感じる方もいるかと思いますが、すべての人に効果があるというわけではなく、データ収集も難しいため、確立された治療方法ではないことの理解は必要です。

市販薬を活用する際は「去痰薬」を使おう

すぐに病院へ受診できない方は、まずは市販されている痰を出しやすくする薬(去痰薬)を試すという選択肢もあります。去痰薬にもさまざま種類があり、痰の粘り気を抑えるタイプや、気道を潤して痰を出しやすくする薬などがあります。

ただし、ご自身の症状にあっていない可能性もありますので、安易に使用を継続せず、改善が見られないようでしたら医療機関へすぐに受診して相談してください。

コロナ感染後に痰が続く場合は病院を受診しよう

コロナ感染後に20〜30%の方が長引く痰や咳で苦しんでいます。自然に改善する方もいますが、免疫力が低下して二次感染をおこしたり、持病が悪化したりしてしまう方もいます。コロナ感染後に痰が長引く場合は、医療機関を受診して医師に相談しましょう。

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この記事の監修者

山中 弘明のアバター 山中 弘明 よし耳鼻咽喉科 院長

【経歴】
・東京医科大学医学部 卒業
・東京医科大学八王子医療センター 初期研修修了
・日本大学板橋病院 勤務
・日本大学病院 勤務
・都立広尾病院 勤務
・よし耳鼻咽喉科 承継

【資格】
・日本耳鼻咽喉科学会専門医
・身体障害者福祉法 第15条 指定医
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定 補聴器相談医

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