江東区東大島の耳鼻科 小児耳鼻咽喉科 花粉症

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耳や鼻のお悩み解決コラム

【死に至る可能性アリ】睡眠時無呼吸症候群の症状や治療・検査方法を解説!いびきの根本解決へ

のど・口の病気

睡眠時無呼吸症候群とはこんな病気

睡眠時無呼吸症候群とは寝ている間に呼吸が何度も止まってしまう疾患です。睡眠中に呼吸が止まる、浅くなることで体が低酸素状態となり、十分な休息が取れません。その結果、日中に強い眠気や疲労感を引き起こし社会活動にも影響を及ぼします。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群は、大きないびきや睡眠時に呼吸が止まることで睡眠の質が低下します。そのため、睡眠中に十分な休息がとれていないことで日中に眠気を感じたり集中力が低下したりします。

初期症状とは

睡眠時無呼吸症候群の初期症状は、睡眠時に呼吸が止まっている、いびきが大きいと指摘されることです。その他にも睡眠が十分に取れていないことに起因する症状が現れます。具体的には、寝ているときに何度も目が覚める、朝起きた時にだるさや頭痛を感じる、日中に強い眠気を感じる、集中力が低下する、などです。

重症度のチェック方法

睡眠時無呼吸症候群の重症度は「睡眠1時間に無呼吸と低呼吸になった回数」で調べることができます。5~15回は軽症、15~30回未満で中等症、30回以上だと重症となります。これは就寝時に機械を付けて確認します。

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

主な治療法としては、マウスピースやCPAP、ナステントを使用したものがあります。また、睡眠時無呼吸症候群の治療には肥満の改善、飲酒を減らす、睡眠薬を控えるなど生活習慣の見直しも効果的です。

マウスピース治療

症状が軽い人が対象に実施する就寝時専用のマウスピースをつける治療法です。下あごを前に移動させ、舌が喉の奥に落ちるのを防ぐことで空気の通り道を確保します。マウスピースは小さいため持ち運びがしやすく、保険適応内で実施ができるというメリットがあります。

※マウスピースは歯科で作成いただきます。

CPAP治療(保険適用)

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸 シーパップ)療法は、中等~重症の睡眠時無呼吸症候群の治療として広く実施されています。具体的には、鼻にマスクを装着し専用の機械を使用して、肺へ空気を送り込む方法です。

空気の圧力によって肺への空気の流れがスムーズになり、呼吸が止まることがなくなります
※鼻のマスクだけではうまくいかない場合、口と鼻を一緒に覆うマスクを使うこともあります。

CPAP療法をはじめるために1泊2日程度の入院が必要になることがあります。また、その後も機械の確認や体調を見るために月1回程度通院が必要です。

ナステント(保険適用外)

非常に柔らかいチューブを鼻から入れて、喉まで通すことで気道が狭くなることを防ぐ治療法です。空気が通る道を確保することで呼吸が止まることを防ぎます。ただし、保険適応ではないため、治療費はすべて自己負担です。

>>【いびき防止に】ナステントの効果や特徴・おすすめできる人まで解説!痛いと感じる人は意外と少ない?

睡眠時無呼吸症候群の診断・検査方法

睡眠時無呼吸症候群の診断では、患者さんの眠気の程度や合併症、喉や顎の状態を確認し、総合的に判断します。そのためには、患者さんに問診票の質問に答えて頂いたり、夜寝るときに機械をつけてもらったりと協力が必要となります。

日中の眠気の程度

問診票で日中の眠気の程度を確認することから始めます。問診票とはESS(エプワース眠気尺度)という簡単な質問に答えていただくチェックリストで、眠気の程度を点数で表します。点数によって睡眠時無呼吸症候群の可能性があるか確認します。

睡眠障害がないかチェック

睡眠障害がないかの確認は、就寝時に機械を装着して行います。検査には簡易検査と精密検査の2種類があります。

簡易検査では指や鼻に機械を装着して、血液中の酸素の濃度などを確認します。精密検査では、脳波などを含めてより多くの項目の検査をします。

喉の奥や顎の形に異常がないかチェック

顎が極端に小さい人や喉の奥の扁桃腺が腫れている人は喉のスペースが狭くなり、空気の通り道がふさがりやすくなります。空気の通り道がふさがると、いびきや無呼吸が起きる可能性があるため、喉の奥や顎の形に異常がないか確認も行います。

高血圧などの合併症の検査

睡眠時無呼吸症候群には心疾患、脳血管障害、高血圧、糖尿病、高脂血症などの合併症があります。医師が必要と判断した場合には、これらの疾患の検査も行うこともあるでしょう。

睡眠時無呼吸症候群は死亡につながることもある

睡眠時無呼吸症候群では寝ている間に呼吸が止まることで血液中の酸素濃度が低下してしまいます。血液中の酸素濃度が下がると心臓、脳、血管に負担がかかります。その結果、脳卒中、狭心症、心筋梗塞、高血圧、糖尿病などの命にかかわるような合併症のリスクも高まるのです

いびきがひどい時は何科を受診すべき?

いびきがひどい時、基本的には耳鼻咽喉科をまず受診しましょう。いびきが起こる原因は、上気道(鼻やのど、気管の入り口までの空気の通り道)のどこかが狭くなっていることです。この上気道は耳鼻咽喉科が取り扱っている部分です。

いびきや睡眠不足が気になる方は睡眠時無呼吸症候群のチェックを!

いびきが気になる方や、日中に異常な眠気を感じる方は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。睡眠時無呼吸症候群は睡眠不足による疲労やストレスだけではなく、心疾患、脳血管疾患などの重篤な合併症のリスクも高まるため、早期の対策が重要です。症状に思い当たる方は、早めに耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

記事を読んで不明点や個人的な質問があれば、江東区 東大島駅徒歩1分 よし耳鼻咽喉科までお気軽にご連絡ください。

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